売上の構成要素

数字上の売上論を語ることは、実はそう難しい話はありません。 売上 とは 客数(A) X 客単価(B)
客数 とは 既存顧客 + 新規顧客 − 流出顧客
客単価 とは 購買頻度 × 購買数 × 一点あたりの単価
となっています。
つまり、売上を上げるためには、 @新規顧客を増やす、A流出顧客を減らす、B購買頻度を上げる、C購買点数を増やす、D一点あたり単価を上げる、ということをやっていくしかありません。これが、理屈です、その上でそれぞれをよくしていくために、努力をしていかなければなりません。ここは、答えのないところで、経営の難しいところです。ブランディングというのもこれらの要素をよくするための一つの考え方なのです。どこを改善するために、ブランディングを行っていくのかそれが重要です。

マーケティングとブランディング

ビジネス用語はありふれていますが、それぞれの言葉をバラバラに理解していけません。セールス、ブランディング、マーケティングってそれぞれ別の言葉ですが、実は重複する部分があります。あることをやっているときにそれが、ブランディングのためなのか、マーケティングをしているのかという議論が無駄です。目的はただ一つ、差別化を行って売上を上げたいということです。ただ、いきなり売上を上げたいと思ってもどこから手をつければよいかという話になるので、売上という言葉を構成要素に分解してみて、小さい塊で考えてみようということをやっていく方がよいでしょう。悩んで勉強して実践する中で自分なりのブランドができてくるのでしょう。いろいろなツールや考え方は、そうした努力をするためのメンタルを支えてくれるものになるでしょう。